2012年7月10日
9julmon
Facebookページのアドレスをアルファベットに変更してみました。
日本語も良かったのですが、上手くリンク出来ない時などあるかなと心配性が顔を出しました。
http://www.facebook.com/shirokuromidori
先日、月夜と少年にトウヤマタケオさんと徳澤青弦さんの音楽会を観に行って来ました。
ピアノとチェロは僕個人の見解ですが、弾く人によって特に音が変わる楽器という印象があります。
もちろん木琴でもリコーダーでもラチェットでも演奏する人によって音は変わります。
それはそれは粗野な楽器として名を馳せるエレクトリックベースでも、
ほんのすこし音が変わったりもします。時々。
言い方を変えればピアノとチェロは特に懐が深く、なので場合によっては危険な楽器です。
流石という言葉もおこがましいほど、お二方のねいろは、それはそれは理想的で、
芳醇な空気を纏った音符が楽器から出ては月夜と少年を飛び越えて、
アラビアの砂漠や北極や1920年代のアメリカや肥後橋まで飛んで行ってました。
先にトウヤマさん、つぎに青弦さん、それからのお二人の合奏だったのですが、
トウヤマさんのモーダルな、たくさんの扉があって色んな部屋に繋がっていて迷いそうな、だけど安心する音と、
青弦さんの対位法的にすこしづつ天井が高くなっていって、気を抜けば自分の体の大きさを誤解してしまいそうな音が、
見事に調和していました。
ただ調和するという事。
他に何も無くただ調和するという事を自分が本当に求めているのだと気づいたのです。
二時間以上はあったと思いますが、久しぶりに時間の感覚がスッ飛ばされました。
そんな月夜と少年で行われる次の音楽会は樽木栄一郎さんと白黒ミドリでお届けします。
7月21日は、月齢1.9 でほぼ新月です。
お楽しみに。